【23】感染症の予防「ワクチンの接種」

感染症を予防するため、毎年1回、混合ワクチンを
接種します。5種類の感染症に対応する基本タイプ
から最高9種類までを予防するタイプまであって、
その中から選びます。

1.子犬の免疫とワクチン接種

子犬は母乳を通じて、母犬の免疫をもらいます。その免疫は、生後50日ぐらいで自然に消滅してしまうので、感染症を予防するために、子犬には生後50日ぐらいで第1回目のワクチン接種をします。感染の危険性がある場合には、もっと早い時期で接種できます。1回目のワクチン接種では、ジステンパーに対する免疫ができる確率は50%、パルボウィルスへの免疫ができる確率は25%しかないと考えられているので、その後、生後90日ぐらいで第2回目のワクチン接種をします。

接種してから、効果が現れるのに2~3週間かかるので、第2回目のワクチン接種が終わって、3週間が過ぎるまでは子犬を散歩に連れ出してはいけません。つまり、子犬が生後4ヶ月になるまでは、感染症に対しては細心の注意を払っていただきたいのです。

帰宅したら、きちんと手を洗ってから子犬とふれあう、玄関のはきものの裏には感染症の菌がついているかもしれないので、子犬がかじったりしないようにして下さい。

2.どんな感染症を予防するのか

混合ワクチンは、3種混合から9種混合まであります。感染症の菌を入れて、体内にその免疫抗体を作ることが目的ですが、子犬にとっては、何種類もの菌を同時に入れることは負担になります。5種から6種混合ワクチンをお勧めします。

感染症の種類 5種混合 8種混合
ジステンパー
犬伝染性肝炎(アデノウィルス1型)
犬伝染性喉頭器官炎(アデノウィルス2型)
パラインフルエンザ
パルボウィルス感染症
レプトスピラ感染症(黄疸出血型)
レプトスピラ感染症(カニコーラ型)
コロナウィルス感染症

【24】フィラリア症の予防

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